受けるべき批判を叩いて以下略、という面は……?

思考途中の記事を叩いてネットの最良の部分を潰してしまう人たちを読んで、まとまりのないだらだらとした雑文をば。

議論で扱ってる対象が原子力リスクの勘案という、例えばまあたぶん軽く十兆円を超えるであろう規模の問題だし、他にも重大性はいろいろあるわけで、そりゃ一部の人々は全力になるでしょうなあ。

もっと積極的に言うなれば、原子力リスクは社会全体に及ぶわけで。ある人が、自分は原子力リスクとは無関心に生きるんだと思っても、例えば日本国憲法から考えるに、これから生まれてくる子々孫々まで影響が及ぶ可能性が指摘されている(是非の論はここではひとまずおいておくことにする)原子力リスクについての議論は(少なくとも建前は)日本国民なら誰しもが避けてはならぬものとして受け止めなければならない……。まあそうはいっても選挙に行かない人もたくさんいるわけだけど、建前論としてはひとまず……ねえ。

太平洋に流れていった放射能が呼び起こす…量の多少などについての議論とかもあるとはいえ…、主に太平洋の国々との軋轢どうなっていくんだろうなあ。

どの店のランチが美味しいとか、昨日誰と出会ったとか、そういう話なら多少気に食わない文面があっても、わりとどうでもいい。しかし、事は下手…しなくても地球規模で影響を及ぼしかねない原子力リスクについての概算手法であり重大案件である。そりゃ議論が多い人々に見つかれば激論食らうのは自然なことである。

それに重大事案だから、当初から原子力リスクをどう概算するかという話はいろいろあって、まさに世界中の政治家を中心に大勢の人々が原子力リスクの概算を巡って言葉の格闘を、下手すりゃ分単位で撃ち合っている最中だと思うんだよねえ。

で、もし重大事案にかかわらず、記事が思考途中らしいということだけで批判することがはばかられるようになったら、いったいどうなるか。例えば世論を誘導したい人々がその手の手法を真似るだけではないのか?悪意を持った玄人が「私は素人で思考途中ですが、こういう考えを持ってます」というエントリーをあちこちにばらまき、社会を誘導するのである。

……はっ、なんか普通によく見かける話じゃないか、某商品の宣伝とかで。……いかんいかん、脱線しすぎたか。

閑話休題。なんか全然うまくまとまってないので、このエントリーも議論を良くする人に見つかったぶんだけ非難轟々なんだろうけど、これも議論の対象があまりにも重大なので、そうなっても自然なことと受け止めなければねえ。というか誰かがエスパーでも発動して、どうにも誠実性を感じさせるのが苦手な私の、このネジが素足で逃げ出すような雑文を、読みやすく説得力のある、まともな文章に変身していただけたらなあ……と。

ま、短くまとめるなら次の一文であろうか。(寝ぼけた頭で書いてるので、あとで大幅な訂正とか追記とかするかもしれない)

なぜ1000年に一度の天災を考慮する必要があるのかは、非常に重大な事案に関して広く社会に意見した。ならばその事案の重大さに応じた厳しい指摘を受けるのは自然であり、また、そのような指摘がなされる社会であるよう不断の努力が必要である。