電気料金を値上げすれば計画停電は回避できたのか?

http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51804805.htmlなどを読んで。

以下は単なる推測で根拠はありませんが……。

1:どうやって値上げ開始時点の基準電力量を土日で計測するというのか。
2:電力料金の値上げに鈍感、あるいはかなり電力料金を値上げされてもこの電力量は使うという決断がなされる箇所は多そうだ。
3:値上げ幅と電力量消費の相関は正確に見込めるのか。わずかでも需要オーバーすれば即全域停電になる危険が非常に高い。
4:電気を使う業者が電気料金の上昇を瞬間的にきちんと各種料金などに転化させられるのか。
5:電気を使う業者が電気料金の値上げを理由にサービス等料金などに転化した場合、急な料金やサービス内容の変化に対し、客とのトラブルが大量に発生するであろう。それよりは東電が泥を被るほうがまだ社会的混乱が小さい可能性がある。

ということで私は短期的には計画停電しかなかったと考える。電気料金の突然の暴騰でえられる計画停電回避のリターンは、暴騰にまつわる各種コストに比べれば小さいのでは?

ただし中期的には支持できる政策。
この夏は酷暑が予想されているので、それをどう乗り切るかが鍵でしょう。
大勢の人は地理的に避暑するしかないかもしれませんね。
(長期的にはもちろん発電能力の回復と機器の省エネ化)